こんにちは、ミズトカゲです。
前回のアルコール依存症になりかけた話の続き。
今回は私が実際にアルコールを断つためにやった事をまとめます。
1. 陥りやすいワナ
お酒はやめたいけど飲まなきゃやってられないと思っていた私です。
いきなりゼロにするのは無理だと思い、まずは量を減らすことを試みました。
いつも飲む量の半分だけとか、今日は1杯でやめようとか!
…結果は失敗。
少しでもお酒を飲んでしまうと自制心が弱くなり、「あとちょっと」とどんどん増え、結果いつもと変わらない量飲むことになりました。
それならば飲む日を決めよう!
毎日飲んでいたのなら2日に1回、3日に1回と減らしていこう!
…またもや失敗。
「本当は今日は飲まない日だけど、代わりに明日我慢しよう」
「今日は仕事頑張ったから飲んじゃおう」とどんどん自分に甘くなり、結果飲まない方がストレスだ!と毎日飲む日々に逆戻りしてしまいました。
ここまできたら当時の私はぶっ飛んでいます。
逆にめちゃくちゃ飲んでお酒を嫌いになったらいいんだ!と考えました。
…えぇ、もちろん惨敗。
ただ二日酔いで気持ち悪くなるだけですし、夜までには少しマシになるのでまたお酒を飲むだけでした。
2. 気付いてしまいました
そんな私に地方への異動の話が出ました。
特に都内に残りたい訳でなかった私は何も考えずにOKを出します。
これこそが私の禁酒を成功させた大きな転機となるのです。
公共交通機関がそこまで張り巡らされていない地方に来たことで電車通勤がなくなり、職場までが徒歩20分程度のアパートに引っ越します。
そこで満員電車という大きなストレスから解放されました。
通勤時間も以前に比べ大幅に減ったため、日付を超えて帰宅することも無くなり、自分の時間が出来ました。
また幸いなことにこの頃から仕事でも成果が出始め、お酒が飲めるという事以外でも認められるようになりました。
ここまで来ると「飲まなきゃやってられない」から「お酒を飲むのが趣味」程度まで改善されました。
そしてある時ふと気付くのです。
「あれ?お酒ってめっちゃ高くね??」
この頃の私は食費の半分をお酒に費やしていました。
しかも趣味と言いつつ酔うためだけに飲んでいたようなものなので、正直味の違いは分かりません。
何だかとてつもなく無駄なお金を使っているような気がして、ついに禁酒にリベンジするのです。
今回は量を減らすとか、飲む日を減らすとか、ましてや嫌いになるまで飲むという事ではなく、『一滴のお酒も飲まない、買わない、家に置いておかない』という方法でした。
初めは挫けるかなと思ったのですが、効果てきめん。
完全にお酒を断つことで自分を甘やかす余地がなく、飲むのを我慢するという無駄な精神のすり減りや、飲んでしまったという自己嫌悪感が無くなったのです。
3. 現在
私が禁酒してから2年経ちました。
今でも一滴もお酒を飲んでいないかというと実はそうでもありません。
一人の時は飲まない!というルールは作りましたが、飲み会や祝い事の席では特に気にせず飲んでいます。
もちろんベロベロに酔うまでは飲まず、缶チューハイ1杯でも満たされています。
今は本来のお酒の楽しみ方、お酒を味わう、少し砕けた話をしたい時のツール、お酒の席の雰囲気を楽しむという事が出来ています。
嫌なことがあった時にお酒を飲むと、その事が深く記憶されるという事はご存じですか?
私は今でもお酒に溺れていた時の嫌な記憶がトラウマのように残っています。
それが今の教訓となって嫌なことがあった時こそお酒には近づかないようにできているのかも知れません。
4. 禁酒したいならこうしろ!
ここまで私の実体験を書かせてもらいましたが、そこから言えることは
『ストレスになっていることを解消すること』
『自制できるまではお酒は一滴も飲まないこと』
です。
ストレスになっている事を解消することが1番難しいとは思います。
私の場合は本当に運がよかった。
仕事関係や人間関係がストレスになっている場合は一旦離れたり辞めてしまってもいいのかなと思います。
特に責任感の強いひとは「投げ出すなんてできない」と思うかもしれませんが、私たちは体が資本です。
ストレスや責任感に押しつぶされそうになってお酒で体を壊してしまっては結果的には誰も幸せになれません。
あなたが本当に今の自分を変えたいと思うのであれば大きな決断も必要なのかもしれません。
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は私の実体験に基づくデータであるため信頼性は高いと思います。
しかし本当にお酒で悩んでいる人にとっては簡単なことでは無いかもしれません。
もちろん1人で解決しようとせず、専門の医療機関を受診するのも一つの手です。
私も遠くない未来、都内勤務に戻る可能性があります。
その時にまた同じようなストレスが発生したら迷わず転職しようと決意しています。
今の会社は嫌いではありませんが、私たちは体が資本ですからね。
あなたの禁酒がうまくいくように心から祈っています。
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