こんにちは、ミズトカゲです。
最近コロナ対策として、微酸性電解水が自治体から配布されている地域もあるようですね。
今回は気になる効果や使い方をまとめます。
1. 微酸性電解水とは?
別名「微酸性次亜塩素酸水」とも言われます。
塩酸や食塩水を電気分解して作られるもので、その名の通り微酸性(pH6.5)に調節されています。
次亜塩素酸と言わる成分が殺菌効果を示します。
2. 気になる効果は?
厚生労働省では大腸菌、黄色ブドウ球菌、MRSA、サルモネラ菌、緑膿菌、連鎖球菌、枯草菌、カンジダ、黒コウジカビが接触3分以内に死滅したデータを公表。
また微酸性電解水生成装置の製造販売元であるホクエツのホームページには細菌・真菌(カビ)・ウイルスにも効果があると明記されています。
これを受けてコロナ対策として微酸性電解水を配布する自治体が増えています。
3. アルコールとの違いは?
塩素系消毒液である微酸性電解水の方がアルコールに比べて殺菌効果が高いとされています。
またアルコールは人体にも使える消毒液として買い求めている人も多いですが、この微酸性電解水も人に使える消毒液となっています。
4. 安全性は?
厚生労働省では微酸性電解水を食品添加物として認めており、多少飲んでしまっても人体に影響はありません。
また人肌と同じ微酸性に調節されているため肌を荒らすこともありません。
※肌の弱い人はパッチテストを行ってから使用すると安心です。
5. 使い方は?
気になる場所に噴霧して使います。
また自治体からペットボトルに入れて配布されている場合は、タオルやキッチンペーパーに含ませて気になる場所を拭きましょう。
基本的に拭き取りは必要ありません。
ただし金属を腐食させることがあるので、金属に使う場合はしっかり拭き取りましょう。
手の消毒に使う場合はアルコールと同じように手に取り揉み込むようにして使います。
洗い流す必要はありません。
食品にかかっても平気ですので、キッチン周りの消毒にももってこい。
6. 匂いは?
基本的には無臭です。
たまに塩素臭いと言われますが、それは殺菌成分である次亜塩素酸と、汚れなどに含まれる有機物が反応し、水と塩とクロラミンに分解するためです。
この「クロラミン」という物質がいわゆる「塩素臭さ」の原因。
つまり、「塩素臭さ」=「効果の印」という事ですね。
7. 保存方法は?
密閉して冷蔵庫のような冷暗所に保管すれば1年ほど効果がもちます。
常温の場合も蓋をして暗い場所で保管すれば効果は1ヶ月ほどもつとされています。
8. 作れるの?
作り方は3つ。
①ハイターを炭酸中和
コスパ★★★
安全性★
手軽さ★
ハイター(次亜塩素酸ナトリウム)は殺菌効果のある商品として有名ですが、強アルカリ性であるため人体には使えません。
それを炭酸水で中和して人体にも使えるようにする方法で、コストも1番かけずに作れます。
ただし作る際の手間や、出来たものがちゃんと微酸性になっているのか等の安全性は個人の力量にかかっており、あまりおすすめしません。
作り方は目黒区の公式ホームページに載っています。https://www.city.meguro.tokyo.jp/smph/kurashi/hoken_eisei/shinryo/yobo/jiaensosannatoriumuekinotukurika.html
②食塩水を電気分解
コスパ★★
安全性★★★
手軽さ★★
初期投資として2万円かかりますが、その後は水と塩があれば安全に手軽に微酸性電解水を作ることができます。
持続的に使うのであればコスパもいいかもしれませんね。
③粉を溶かす
コスパ★
安全性★★★
手軽さ★★★
調節されている粉末を水に溶かすだけ。
手軽さ重視ならこれ。
9. まとめ
いかがでしょうか。
微酸性電解水は安全で効果の高い消毒液ということが分かりましたね。
配布されている地域の方は自治体に感謝しつつ、上手に使いましょう。
配布されてない地域の方は自分で作ってみるのもおすすめですよ。
コメント