風邪薬の中でも有名なパブロン。
種類があるって知ってますか?
今回はパブロンシリーズの有効成分や効き目の違い、選び方についてまとめます。
内容が多くなってしまいそうなので、今回は常備薬向きのパブロンを詳しくご紹介。
1. 風邪薬のパブロンシリーズは11種類
パブロンは風邪薬や鼻炎薬などいくつか種類がありますが、風邪薬としては以下の通り。
『常備薬』←今回解説!
- パブロンゴールドA
- パブロンSα
- パブロンSゴールドW
『気になる症状で選ぶ風邪薬』
- パブロンメディカルT
- パブロンメディカルC
- パブロンメディカルN
- パブロンエースPro
- パブロン50錠
『子供用かぜ薬』
- パブロンキッズかぜシロップ
- パブロンキッズかぜ微粒
- パブロンキッズかぜ錠
こんなにたくさんあるんですね。
今回は『常備薬』タイプの3つについて詳しくご紹介します。
2. 子供から大人まで使える常備薬
常備薬としてのパブロンは3つ。
- パブロンゴールドA
- パブロンSα
- パブロンSゴールドW



私が常備薬として勧める基準は、
- 症状を抑える最低限の成分が揃っている
- 大容量サイズがあり割安である
です。
使用年齢は商品と剤形によって少し異なります。
パブロンゴールドA・・・錠/散 12歳~
パブロンSα・・・錠 5歳~ /散 1歳~
パブロンSゴールドW・・・錠/散 12歳~
薬の剤形による違いをまとめた記事はこちら!
以前はパブロンゴールドA、パブロンSゴールドWも12歳以下のお子さんでも使えました。
しかし咳止めとして配合される「ジヒドロコデイン」が、アメリカで小児における呼吸抑制の副作用が認められたことで使用年齢が引き上げられました。
ちなみに日本ではそのような副作用は報告されていません。
※ただし「ジヒドロコデイン」は気管支喘息を悪化させることがある為、喘息を持っている人は使わないようにましょう。
3. 効き目の違い
この3つの違いを説明する際、【パブロンゴールドA】をベースにするとわかりやすいです。
パブロンゴールドA
1番スタンダードなタイプ。
熱、痛み、鼻、咳、痰など全てに効く成分が最低限揃っています。

パブロンSα
パブロンゴールドAに比べて、痰に効く成分が少し増えます。
また「ジヒドロコデイン」を含まない風邪薬なので比較的安心して飲める商品です。

パブロンSゴールドW
パブロンゴールドAに比べて、痰に効く成分がより増えます。
パブロンSゴールドWで配合される痰切りは気管支粘膜の洗浄&修復に関わります。
パブロンゴールドAもパブロンSαも、痰を出して気管支粘膜の洗浄をする点においては同じですが、粘膜の修復をすると言う働きも増えたのがこのパブロンSゴールドWです。

4. まとめ
簡単にまとめると
💡パブロンシリーズは大きく分けると3つ。
- 『常備薬』
- 『気になる症状で選ぶ風邪薬』
- 『子供用かぜ薬』
💡今回紹介した『常備薬』のパブロンは3つ。
💡以下の順で痰や喉の症状に効く有効成分が増える。
パブロンゴールドA
↓
パブロンSα
↓
パブロンSゴールドW
5. おわりに
いかがでしたでしょうか。
パブロンを知っている人は多くても、こんなに種類があると知っている人は少ないのでは?
今回は常備薬タイプについてまとめましたが、他のタイプについてもまとめますので気になる人は1度覗いてみてくださいね。
以上、ドラッグストア薬剤師のミズトカゲでした。
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