こんにちは、ミズトカゲです。
毎年夏になるとたくさんの虫除けスプレーが売られていますよね。
しかし、最近は手作りの虫除けスプレーを作る人が増えているのをご存知ですか?
今回は手作り虫除けスプレーの作り方や余った材料の活用方法など気になることをまとめます!
1. 作り方
必要なもの
基本の作り方では必要なものは4つです。
- ハッカ油
- 無水エタノール
- 精製水
- スプレーボトル
中にはお家にあるもので代用できるものもあるので、基本の作り方を説明した後にご紹介します。
基本の作り方
①無水エタノール10mlにハッカ油を5~10滴ほど垂らして混ぜます。
ハッカ油の量は刺激が強すぎないかどうかを確認しながら少なめから試します。
②精製水を90ml入れて混ぜ合わせスプレーボトルに入れたら出来上がり。
ハッカ油はポリスチレン(PS)をとかす性質があるためNG
エタノールはポリエチレンテレフタレート(PET)を溶かしたり、アクリルやポリスチレン(PS)を変質させるためNG
ポリプロピレン(PP)・ポリエチレン(PE)・ガラスでできた容器を使いましょう。
代用品
ハッカ油の代わりにペパーミント・ユーカリレモン・ラベンダーなどのアロマオイルでも虫除け効果があるとされています。
自分の好きな香りで虫除けも出来たら一石二鳥ですね。
実際にこの記事を読んで作ってくださったフォロワーさんも、アレンジして自分好みの虫よけスプレーに!
無水エタノールはハッカ油を精製水に溶かすために使いますが、消毒用エタノールを使っても問題なく作れるようです。
また極論を言ってしまうとエタノール自体使わなくてもOK。
ただしその場合はハッカ油と精製水が分離しているので、使う直前に振り混ぜてから使いましょう。
精製水は不純物のない水ですが、特にこだわりがなければ水道水でも可。
混ざりもののない水を使いたいという人は精製水を使うようにしましょう。
2. 使い方
通常の虫除けスプレーと同じように肌が露出するところに吹きかけて使います。
小さいお子さんやお肌の弱い方はかぶれないか様子を見ながら使うようにしましょう。
お肌に直接使いたくない場合は衣服に吹きかけて使うことも可能ですが、目立たない所で変色や変質が起きないか試してから使うようにしましょう。
ハッカ油やアロマによる虫除けは香りが薄れると効果も薄れてしまいます。
2~3時間ごとにつけ直して効果を持続させましょう。
3. 使用期限
精製水を使った場合はだいたい1週間を目安に使い切るようにしましょう。
水道水を使った場合は塩素が入っているため精製水で作った場合よりも日持ちすると言われますが、10~14日以内に使い切ることをおすすめします。
たくさん作ったけど期限以内に使いきれなかったという声も多いので、容器は小さめのものにすると良さそうですよ。
4. その他の活用方法
ハッカ油
ハッカ油の活用方法については健栄製薬のホームページで詳しく書かれています。
その中でも私個人的にお気に入りの使い方は夏場に服や寝具に使うこと。
ハッカ油はスーッとする成分を含むため服や寝具にかけるだけで体感温度を下げてくれます。
それを狙った商品も出ているほど。
また、マスクの外側にシュッと吹きかけるとスッキリリフレッシュ出来ますよ。
その影響で店頭のハッカ油が品薄状態になるほど人気の使い方です。
私も試しましたが、効果は大体1時間くらい
マスクが蒸し暑くて苦しい時期には手放せません。
注意!
ハッカ油は肌に直接使う場合は刺激が強すぎるため肌に触れる可能性のある衣服や寝具に使う際は水で薄めて使いましょう。
衣類素材によってはアルコールで変質・変色してしまう事があるのでいろんな物に使いたい場合は水に数滴ハッカ油を垂らしただけものを使うと良いですよ。
その際はスプレーする前によく振り混ぜてから使いましょう。
エタノール
エタノールはコロナ対策で一躍有名になりましたが消毒液としてとても優秀です。
成分も残留しないのでキッチン用品に使えるのもいいところ。
消毒効果が1番高いのはエタノールが80%前後の消毒用エタノールですので、無水エタノール(エタノール約100%)がお家にある場合は精製水で80%まで薄めて使いましょう。
精製水
元々はコンタクトの洗浄用として売られているものが多いため、コンタクト洗浄にも使えます。
ただし保存液と違い浸透圧の調整はされていませんので使えるレンズが限られます。
他にはスチーマーの水として使うのもおすすめ。
水道水をそのまま使えるものも多いですが、水道水に含まれる成分でスチーマーが壊れやすくなってしまうこともあるそう。
また水蒸気となった時に不純物がない方が安心ですよね。
5. 捨て方
様々な活用方法があるとはいえ意外と使いきれずに「使用期限の切れたものが出てきた」という声も多いもの。
期限切れの物は変質している可能性もあるので使わずに正しく廃棄するようにしましょう。
ハッカ油
ハッカ油やアロマオイルは可燃性や香りが強いものが多く、水にも溶けないため水道に流すことは避けましょう。
新聞紙や布に吸い込ませて袋で密閉して燃えるゴミへ。
エタノール
エタノールは水に溶けるため、多めの水で薄めながら水道に流して捨てましょう。
精製水
不純物のない水ですのでそのまま水道に流して構いません。
ハッカ油とエタノールを混ぜたもの
エタノールを使いハッカ油が水に溶けているものは水道水に流してしまって構いません。
ハッカ油と水だけで作ったスプレーはハッカ油が分離して水に溶けていないため、水道水に流すよりも新聞紙や布に染み込ませて燃えるゴミで捨てた方が良いでしょう。
6. まとめ
「理科の実験のようで楽しい」と、お子さんと一緒に作られる方が毎年増えています。
虫除けスプレー独特の匂いが苦手、肌が弱いので天然成分を使いたいという方は是非1度ためしてみてはいかがでしょうか。
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